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Cover Interview 高垣麗子

もっと色々なものを見て吸収したい。将来は、笑いジワがいっぱいの素敵なおばあちゃんになりたい!

  トップモデルとして活躍する高垣麗子さんは、今年でデビュー20周年。近況から将来の夢まで、弾けるような笑顔でたっぷりと語ってくれた。
「私は元々すごく人見知りで引っ込み思案な、クラスでもおとなしい子でした。写真に撮られることが恥ずかしくて、ほんとに苦手だったんです。そんなときにスカウトしていただいて、引っ込み思案な自分を変えたいという気持ちもあり、モデルのお仕事に挑戦しようと思いました」
 デビュー当時は15歳。仕事というよりは、部活や習い事の延長のような気持ちでチャレンジしたそう。人見知りを克服するのは簡単ではなかったが、仕事を続けるうちに少しずつ心境が変化していく。
「最初の頃は人前で笑うことも恥ずかしくてできなかったし、自分のことで精一杯。不器用なので慣れるのにもすごく時間がかかってしまって。20代前半くらいまでは、どうしたらモデルとして良い写り方ができるんだろう? って、自分自身の見せ方に一番意識が向いていました。でも20代半ば頃から、コラボレーションという形で物づくりに携わらせてもらう機会が増えたことで、色々な人の立場で物事を考えるようになって。モデルとして表に出るのは自分だけど、雑誌を作り上げるためにはたくさんのスタッフの方がいて、みんなでひとつの作品を作っているんだ、という気持ちが強くなりました」
 当時を思い出しながらのインタビューに、感慨深い表情の高垣さん。デビューから20年を迎え「長くモデルをやっていて飽きることはないの?」と聞かれることもあるが、答えはいつも「NO」だ。
「ほんとにモデルのお仕事は奥が深いので、飽きたことは1度もなくて。むしろ、自分はまだまだだなって思うことのほうが多いです。撮影で求められるテーマを表現したつもりでも、編集さんや読者の皆さんに伝わらないと意味がないし、自分がいいと思うものが正解だとは限らない。表現することはすごく難しいので、もっと感性を磨かなくては! と思います。きっとこの先もずっと辞められませんね」
 そして今、同世代の女性を中心に話題となっているのが、高垣さんがディレクターを務めるアクセサリーブランド「CISOLASSE(シソーラス)」。大人の女性がデイリーにもスペシャルな日にも楽しめる、洗練されたアイテムが並ぶ。
「元々アクセサリーがすごく好きで、こういうものを作ってみたいというイメージはありました。大好きな南仏へ行ったときに見た花、空、風などの自然をモチーフにしたものが多いです。デザインはもちろん、実用性と心地よさは何よりも大切にしています。大人の女性に手軽にお洋服感覚で身に着けてもらえたら嬉しいです」
 撮影当日、私服のコーディネートにもさりげなくシソーラスのアクセサリーを取り入れていた。普段はベーシックなファッションに、アクセサリーで変化をつけて楽しむことが多いとか。
「お洋服はベーシックでも、アクセサリーを変えるだけで色々なコーディネートが楽しめますよね。そうやってファッションの幅を広げてくれるものだと思っています。まずアクセサリーを決めてから、それに合うお洋服を選ぶ日も多いです。年齢を重ねるうちにだんだん自分に似合うものが分かってくるので、20代のうちは色々と挑戦もしたけど、今は自分が心地よいと思えるものを選ぶようになりました」
 ファッションだけでなく、ライフスタイルも自然体。そのスレンダーな体からは想像できないが「食べることが大好き! 食べたいものを食べたいときに食べます」という。ではどうやってプロポーションを維持しているのか…?
「20代のときは体型を維持するために食事制限をしたり、ストイックに運動していた時期もありました。でも今は食べたいものを楽しんで食べる。おやつも毎日食べますし、お肉も炭水化物も揚げ物も大好きなので、コレはダメと決めているものはないんです。ただ、バランスよく食べることには気をつけています。旬のものを取り入れるように意識すると、燃焼しやすい体質になりますよ。ストイックに維持しようとしていた頃よりも今のほうが太りにくいし、風邪もほとんど引かないので、とても健康です。やっぱりバランスが大事ですね。それでもちょっと疲れたときは、飼っている2匹の柴犬に癒してもらってます。私が帰ったら、毎日銅像のようにおすわりして出迎えてくれる姿がかわいくて(笑)」
 10月には自身初のカレンダーを発売。雑誌などで見る高垣さんとはまた違う表情に出会える、貴重な作品となった。
「すべてのカットに思い入れのある作品で、スタイリングには私の私物もいくつか取り入れてもらいました。部屋から持ってきたお気に入りのイスも登場するので、ぜひ見てくださいね。この先40代、50代に向けてもっと年相応の自分を出していきたいし、新しい自分を見てみたいと思っています。そのためには色々な人と関わり、色々なものを見たりして、新しいものを吸収することが大事。それがお仕事として形になったらいいな。ずっと先の話だけど、将来は笑いジワがいっぱいの素敵なおばあちゃんになるのが目標です」


TEXT / Yukari Tanaka
PHOTO / Hirohiko Eguchi (Linx)
STYLING / Kozue Ohnuma
HAIR & MAKE / Maki (Linx)

衣装/ボーダーニット 25,000円 ブラックフレアスカート 22,000円( 共にガランス)
問: イエリデザインプロダクツ TEL 03-3470-9131

Profile
1979年10月11日生まれ、東京都出身。1994年雑誌「プチセブン」の専属モデルとしてデビュー。その後、雑誌「JJ」専属モデルを経て、「MORE」「CLASSY.」などのファッション誌に登場し、女性からの高い支持を得る。2008年より雑誌「AneCan」の専属モデルに。2013年には初の著書「くいしんぼ。」を発売。アクセサリーブランド「CISOLASSE」のディレクターも務めるなど、幅広く活躍中。


Vegas
 高垣麗子 2015年版カレンダー
 デビュー20周年記念2015年度版カレンダー発売中
 発売元/トライエックス 価格/2,700円

Vegas
 アクセサリーブランド CISOLASSE (シソーラス)
 高垣麗子がクリエイティブ・ディレクターを務めるアクセサリーブランド「CISOLASSE」
 10月でデビュー1周年を迎える
 http://cisolasse.jp/


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