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Pick up Interview 古田一紀

ステージ上での圧倒的な熱量を感じてもらいたい

 「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載されていた漫画『テニスの王子様』を舞台化したミュージカル『テニスの王子様』(通称“テニミュ”)。通算公演数1200回以上、12年間で累計動員数200万人超という凄まじい人気を誇る作品だ。今年2月からは3rdシーズンの公演が始まり、その中で主人公の越前リョーマ役としてステージに立つ古田一紀さんに“テニミュ”への熱い思いを伺った。
「中学1年生の頃、『テニスの王子様』のコミックとアニメを見ていて、実はそれに影響されてテニス部に入ったんです。もともとテニスがやりたかった訳じゃなくて、自分にも原作に出てくるような超人的な技ができるんじゃないかと思って。もちろんできなかったですけど(笑)。本当に昔から大好きな作品だったので、今こうして“テニミュ”でリョーマを演じているのが不思議な感覚だし、感慨深いです。特に最初は、今まで自分が聞いていた曲でステージに立って演じるということに感動しました。『俺、今“テニミュ”に出てるんだ』って。それくらい嬉しかったです。役が決まってからは、稽古に入る前からラケットを振っていましたね。自分は右利きなんですけどリョーマは左利きなので、左で振るっていうことがまず難しくて。それに加えてダンスもあるので、早く左手に慣れるようにずっと練習していました。稽古の期間は、演出の富田さんと二人三脚でリョーマを作り上げていった感じです。作って、壊して、修正してっていう作業を何回も繰り返しました。リョーマは“ゴーイングマイウェイ”ってところもあるんですけど、色で言えば黒より白に近くて、周りのキャラクターの影響で変化していく要素が大きいと思うんです。悪戦苦闘しながらも今のリョーマを作り上げたことは、自分自身にとって貴重な経験でした」
 現在、絶賛公演中の“テニミュ”。「今は、生活の全てを“テニミュ”に捧げています!」という古田さんは、とてもストイックな日々を送っている。
「毎回最高のステージをつくるためには、最高の準備をしなくちゃいけないと思っています。準備っていうのは技術的なことはもちろんそうですけど、生活習慣も大事で。そこは大きく変わったところですね。特に食事は、ステージ上での運動量がすごく多いからしっかり調整しなきゃいけなくて。本当は毎食ガッツリ食べたいんですけどね。最近、やっと自分に合った食事の量とか睡眠を取れるようになってきました。ちなみに、ベストな睡眠時間は7時間半です(笑)。休みの日は、体のどこかが痛かったりすると休むけど、コンディションが良いときは、スタジオに行って体を動かすようにしています。一日休むと体も鈍っちゃう気がするので、息を上げる運動をなるべくするようにして、ちょうどいい具合を保てるように。あとは、鏡の前で動きやポーズの練習をしたり。休みがあると、一度リセットして修正できたり考え直せるので、それが自分の中で結構いい変化につながるときがあるんです」
 国内全国での公演に加え、台湾と香港での海外公演を経て、5月9日から東京凱旋公演が始まる。最後に、その東京凱旋公演への意気込みとメッセージを聞いた。
「“テニミュ”のみどころは、圧倒的な熱量だと思うんです。観てくれている方に元気になってもらいたいという気持ちで、演者たちもかなり発熱して、汗かきながらやっています! なので、是非この熱を感じてもらいたい。特に夜公演は、仕事帰りで疲れていたり癒されたい人にこそ観てもらって、エネルギーをチャージしてもらえたらな、と思います!」
TEXT / Mari Hayashi
PHOTO / Isamu Ebisawa
HAIR&MAKE / Hatsumi Yamazaki

Profile
11月29日、東京都生まれ。主な出演作はCM「NTT西日本」、「明治エッセルスーパーカップ」、映画「映画版 PRECIOUS STONE プレシャス・ストーン」、舞台「流れる雲よ~未来より愛を込めて~」、ミュージカル「Go!Go!パンダ72」

Vegasミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン 青学(せいがく)vs不動峰
 原作/許斐 剛「テニスの王子様」(集英社・ジャンプコミックス刊)
 オリジナル演出/上島雪夫 音楽/佐橋俊彦
 脚本・作詞/三ツ矢雄二 振付/本山新之助、上島雪夫
 演出/富田昌則
 東京凱旋公演 5月9(土)~17日(日) TOKYO DOME CITY HALL

【ミュージカル『テニスの王子様』 TEAM Live SEIGAKU】
 6月10日(水)~14日(日) アイア 2.5シアタートーキョー
【ミュージカル『テニスの王子様』 TEAM Live FUDOMINE】
 7月29日(水)~8月1日(土) アイア 2.5シアタートーキョー


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