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Pick up Interview 水沢林太郎

誰にも染まらず自分らしく。
どんな役も演じられる“普通の人”でいたい。

 少女マンガ誌『花とゆめ』に連載中の『恋に無駄口』が実写ドラマ化される。顔だけはイイのに中身がちょっと残念な高校2年生の仲良し4人組の、じれったい恋と友情を描いた青春無駄遣いラブコメディー。水沢さんが演じるのは、マヤこと真山深。成績優秀、スポーツ万能、実家は大金持ち、高身長とモテる要素満載だが、ひと言しゃべれば残念感が漂うキャラクターだ。
「この作品のお話を聞いたときは“僕がマヤ!?”と驚きました。マヤは、はっちゃけた陽気なキャラですが、僕は静かな性格ですし、これまでも口数の少ない役ばかりでした。自分とはまったく違うキャラを演じられるのか、不安しかなかったです。いや、まだ不安です…」
 とりあえず“陽キャ”のテンション感を取り入れている最中だと笑う。
「僕は根っからの“陰キャ”なので、まずは原作をしっかりと読んで、マヤの“陽キャ”を自分に取り入れているところです。今はまだ本読みが始まったばかりの段階ですが、自分が思うマヤを演じてみたところ、方向性は間違っていないようで安心しました。でも監督から“もっと振り切ってもいいよ”と。あのハイテンションを撮影期間中ずっと維持できるのかと新たな不安が出てきました…」
 他のメインキャスト3人とは全員初共演となる水沢さんだが、現場の雰囲気はとっても良いようだ。
「この作品は、会話のテンポがカギになる会話劇なので、今は読み合わせでテンポ感を作り上げている最中です。男4人でいるのは楽しいです。僕は高校生の時からこのお仕事をしていたので、学生時代の思い出がほとんどないんです。今までの役も犯罪者とかいじめっ子などが多かったので、やっと王道の高校生を演じられることが嬉しいです」
 もし高校生時代に戻れるとしたら?と伺うと「普通の生活」と即答が。
「朝起きて登校して、部活はやらずに友達と下校してアルバイトとか…。そんな生活がいいです。制服デート?「TikTok」 ? ないないないない…(笑)。面倒くさがりですし、気分が乗らないとまったく何もしないで一日が終わる。今もオフの日は、寝るかギターを弾くか漫画を読むか、部屋でボーっとしているだけです。“陰キャ”でしょ(笑)」
 イケメンと名のつくドラマへの出演が続く水沢さん。もっとキラキラした生活を送っているのかと思いきや、そんな質問には「キラキラって必要ですか?」とばっさり。
「最初はイケメンとは何をもってイケメンなんだろう? と思っていましたが、今は多くの方にそう言っていただけると、素直にありがたいなと思えるようになりました。でも、自分の中のイケメンポイントと聞かれたらやっぱりわかりません。本当に自分に興味がないので、今は客観的に自分を見て研究中です。こう言う顔してるときがカッコいいって言われてるんだなとか、こんな衣装が似合うんだなとか。たぶん、僕は笑顔よりクールな顔をしてる方がイケメンなんだと思います。でも今回演じるのは笑顔いっぱいのマヤ。どう転ぶかわからなくて不安な部分もありますが、もう全力でやるしかない。マヤを演じきれたとき、自分の新しい扉が開くんじゃないかと楽しみです」
 本人も新たな自分との出会いを楽しみにしている『恋に無駄口』。水沢林太郎の新境地をしっかりと見届けたい。


PHOTO / Isamu Ebisawa
HAIR&MAKE / Miho Mastubara
TEXT / Satoko Nemoto

Profile
2003年生まれ。第34回メンズノンノモデルオーディションで準グランプリを獲得し、同誌専属モデルとして活動中。主な出演作には、ドラマ「都立水商!~令和~」「ブラック校則」「俺の話は長い」「17.3 about a sex」「マリーミー!」などがある。最近では「もしも、イケメンだらけの高校があったら」で、剣道ひと筋で誰に対しても礼儀正しい純和風イケメン・神宮源二郎役を演じて話題に。「あざとくて何が悪いの?」内のあざと連ドラに主人公・青山晴翔役で出演中。

Vegas  『恋に無駄口』
 原作/福山リョウコ『恋に無駄口』(白泉社「花とゆめ」連載)
 出演/奥野壮、水沢林太郎、小西詠斗、藤岡真威人 他
 放送/4 月16 日(土)深夜2: 30 スタート(テレビ朝日)
 TVer・GYAO! にて見逃し配信アリ

 (C)ABC



■Cover Interview 柴咲コウ